雨漏りによるリフォーム工事をさせていただきました。
雨漏りの怖さというものがよくわかる一件でありましたので、ぜひとも紹介させていただきたいと思います。
上の3枚は建物内部の画像です。
この傷み、腐敗は雨漏りとシロアリによるものです。
雨漏りして木が常に濡れている状態が続くと、シロアリが生息する絶好の環境になり、外部から侵入してきます。
バール(金梃)は通常木材に刺さりませんが、木材がグズグズになっているため容易に刺さりました。
この部分は前桁という2階の躯体を受けている大切な木材なので、早急に修繕工事をいたしました。
木材がひどく腐ってしまい、2階を歩く度に床が揺れる、そんな状態でした。
上の写真はシロアリが喰ったあとの木材です。
シロアリは夏目の柔らかい部分を好んで食べ、冬目の固い部分は食べません。
そのためギザギザに喰われてしまいます。
腐喰した木材を取り除き、新しいものをはめ込んだ様子です。
新築では木材を隙間なく抜けなく組めますが、リフォームではそれができません。
既存の部分とうまく合わせ、はめなければなりません。木材に工具で叩いた跡が残っていますが、これは決して欠陥ではなく、しっかりときつめに入れてある証拠です。叩いたことによって木材が弱ることはありません。
短冊金物でしっかりととめました。これは耐震対策にも使用される金物です。
雨漏りは放置すると悪化していきます。
染みが小さくても内部はどうなっているかわかりません。
早めの対応をおすすめいたします。皆様もご注意ください。
今回のリフォーム工事、お客様に喜んでいただきました。
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