竣工:令和4年1月下旬
雨漏り修理のご依頼を受け、ご縁をいただきました。
【原因究明】
まず初めに、雨漏りの原因を究明するため1階の天井を開けさせてもらいました。
すると2階下の骨組みの梁が裂けて落ちそうになっていました。2011年に起きた東日本大震災の傷跡だと思われます。
![](https://tadashikoumuten.com/wp-content/uploads/2022/01/ズレた梁.jpg)
![](https://tadashikoumuten.com/wp-content/uploads/2022/01/裂けた躯体梁.jpg)
![](https://tadashikoumuten.com/wp-content/uploads/2022/01/裂けた躯体梁2.jpg)
【仮柱設置】
いつ崩れてもおかしくない状態で急遽、仮柱を設置しました。
また、2階の梁受けもしっかり耐震補強をして設置しています。
![](https://tadashikoumuten.com/wp-content/uploads/2022/01/2階梁受け材-.jpg)
![](https://tadashikoumuten.com/wp-content/uploads/2022/01/2階梁受け材-2.jpg)
![](https://tadashikoumuten.com/wp-content/uploads/2022/01/仮柱設置-2.jpg)
![](https://tadashikoumuten.com/wp-content/uploads/2022/01/仮柱設置2-1.jpg)
家の大切な躯体がズレ、落ちそうになっていたのが原因で、ベランダが下がってしまい、本来であれば外へ流れていくはずの雨水が家の中へ流れ込んでしまったことが雨漏りの原因でした。
【基礎工事】
![](https://tadashikoumuten.com/wp-content/uploads/2022/01/基礎作成.jpg)
![](https://tadashikoumuten.com/wp-content/uploads/2022/01/コンクリート流し込み.jpg)
基礎を床下からしっかり造り、柱を立て耐震の補強をしました。
基礎は柱に伝わる重さに十分に耐えられるようベースコンクリートを広くしました。ベースの幅が狭いと、重みに耐えかねてベースが下がり、沈んでしまうことがあるからです。
【天井塞ぎ・梁受け仕上げ】
![](https://tadashikoumuten.com/wp-content/uploads/2022/01/天井仕上げ.jpg)
![](https://tadashikoumuten.com/wp-content/uploads/2022/01/天井仕上げ・受け材.jpg)
![](https://tadashikoumuten.com/wp-content/uploads/2022/01/受け材.jpg)
天井を塞ぎ、工事完了です。色が違いつぎはぎなのが気になるところですが、年数が経つにつれ色は合っていきます。(どうしても気になるようなら塗装で古く見せることは可能ですが、余計に費用が発生します。)
【ベランダ】
![](https://tadashikoumuten.com/wp-content/uploads/2022/01/ベランダ(施工前).jpg)
![](https://tadashikoumuten.com/wp-content/uploads/2022/01/ベランダ(防水後).jpg)
雨水が流れずに溜まっていたベランダですが、きれいに防水しました。
色が緑から灰色へと変わりました。今は灰色が主流です。少しばかり暗く見えますが、緑色より汚れは目立たなそうですね。
今回は天井板を一枚開けたらびっくりでした。天井裏はどうなっているのか、目に見えない部分はわからないものです。
雨漏りは直すことより原因の究明が難しい。結局わからず終いだったり漏れが止まらないことも他では多々あるようです。しかしながら難しいからこそやりがいがあるものです。
此度のように小さな雨漏りから大きな問題が出てくることもあります。
毎日生活する住宅に異常がでると、不安になるものです。そんなお客様の不安を解消していくのがまた、大きなやりがいへと繋がっております。
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